耐震性能の重要性や耐震性が低いことのリスク
マイホームを購入検討中、または建て替えやリフォームを検討している方は、地震リスクについて考えたことはありますか。
地震はいつ起きるかわからない、予測不能な災害です。
近年、日本各地で大きな地震が発生し、多くの住宅が被害を受けています。
安心安全な住まいを手に入れるためには、耐震性能の重要性を理解し、地震に強い住まいを選ぶことが不可欠です。
耐震性能が低いことのリスクを知ろう
地震に対する不安は、誰もが抱くものです。
しかし、漠然とした不安を抱えているだけでは、具体的な対策を講じることは難しいでしょう。
そこで、まずは耐震性能の重要性と、地震に対するリスクについて理解を深めましょう。
1: 耐震等級とは
耐震等級は、建物の耐震性を表す指標です。
法律に基づき、1から3までの等級が定められており、数字が大きいほど耐震性が高いことを意味します。
・耐震等級1:建築基準法で定められた最低限の耐震性能
・耐震等級2:耐震等級1の1.25倍の耐震性
・耐震等級3:耐震等級1の1.5倍の耐震性
耐震等級3の建物は、震度6や7の地震でも倒壊せず、軽微な修繕で済むとされています。
2: 耐震性が低い家のリスク
耐震性が低い家は、地震発生時に大きな被害を受ける可能性があります。
建物の倒壊はもちろん、家具の転倒や落下による怪我、火災発生のリスクも高まります。
3: 過去の地震被害から学ぶ
2024年元日、石川県能登半島で発生した地震では、古い木造住宅や旧耐震基準で建てられた家屋が大きな被害を受けました。
旧耐震基準は、1981年以前に建てられた住宅に適用された基準で、現在の基準に比べて耐震性が低いと言われています。
これらの事例から、耐震性能の重要性と、地震に対する備えの必要性を改めて認識する必要があります。
耐震性能の重要性とは
耐震住宅は、地震に強い構造で設計された住宅です。
制震・免震住宅に比べて費用を抑えられ、設計の自由度も高いのが特徴です。
・費用を抑えて地震対策ができる
耐震住宅は、制震・免震住宅に比べて、費用を安く抑えられるのが最大のメリットです。
・家づくりの自由度が高い
免震住宅は、建てる土地の地盤に制限がある場合がありますが、耐震住宅にはそのような制限はありません。
地下室の設置も可能です。
設計の自由度が高いので、希望通りの家づくりを実現できます。
・補助金制度を活用できる
耐震等級2以上の住宅を新築または改修する場合、国や自治体から補助金が受けられる場合があります。
補助金制度を活用することで、より経済的に地震に強い住まいを実現できます。
・地震保険の割引
耐震等級3の住宅であれば、地震保険の割引率が最大50%にアップします。
まとめ
安心安全な住まいは、地震に強い住まいです。
地震リスクを理解し、耐震性能の高い住宅を選ぶことが大切です。
耐震住宅は、費用を抑えながら地震対策ができるだけでなく、家づくりの自由度も高く、補助金制度や地震保険の割引などのメリットもあります。
地震に強い住まいを実現することで、家族の安全と安心を手に入れましょう。