リフォームで壁を壊す!撤去できる壁とできない壁の見分け方と費用相場を解説
間取り変更や空間の広がりを実現したいと考えている人も多いのではないでしょうか。
しかし、壁を撤去できるかできないかは、その壁の構造や役割によって異なります。
本記事では、リフォームで壁を壊す必要性があるかの基準や費用相場について解説します。
リフォームで壁を壊す!撤去できる壁とできない壁の見分け方
1:撤去できる壁
「内装壁」と呼ばれる、部屋と部屋の間にある間仕切り壁は、撤去できる可能性が高いです。
内装壁は、軽量な石膏ボードや合板などの素材でできており、建物の構造を支える役割は担っていません。
そのため、撤去しても建物の耐久性や耐震性に影響を与えることはほとんどありません。
2:撤去できない壁
「構造壁」と呼ばれる、建物を支える役割のある壁は、撤去できません。
構造壁は、柱のように建物の強度を保つ重要な役割を担っており、撤去すると建物の倒壊につながる恐れがあります。
構造壁は、コンクリートや鉄骨でできており、内装壁と比べて頑丈で重いため、素人では撤去が不可能です。
3:壁の見分け方
・壁を軽く叩いてみる
内装壁は、石膏ボードや合板でできているため、軽く叩くとコンコンと音がします。
構造壁は、コンクリートや鉄骨でできているため、叩いても鈍い音がします。
・壁の厚さを確認する
内装壁は、構造壁よりも薄く、指で軽く押すとへこむことがあります。
構造壁は、厚みがあり、指で押してもへこみません。
・壁の素材を確認する
内装壁は、石膏ボードや合板でできており、表面に壁紙が貼られていることが多いです。
構造壁は、コンクリートや鉄骨でできており、表面にタイルやレンガが貼られていることが多いです。
・建築図面を確認する
建築図面には、壁の構造や役割が記載されています。
建築図面を確認することで、どの壁が構造壁で、どの壁が内装壁なのかを判断できます。
壁を撤去するリフォームにかかる費用相場
1:撤去費用
壁の撤去費用は、1平方メートルあたり5,000円〜15,000円が相場です。
2:追加工事費用
壁の撤去以外にも、以下の追加工事費用が発生する可能性があります。
・電気工事費用
壁にコンセントやスイッチがある場合は、電気工事が必要となります。
電気工事費用は、工事内容によって異なりますが、数万円〜数十万円かかることもあります。
・内装工事費用
壁を撤去した後に、壁紙や床の貼り替えなどの内装工事が必要になる場合があります。
内装工事費用は、工事内容によって異なりますが、数十万円〜数百万円かかることもあります。
3:費用を抑えるポイント
・撤去する壁の面積を最小限にする
・撤去する壁の種類を限定する
・追加工事を減らす
まとめ
リフォームで壁を撤去する際には、撤去できる壁とできない壁の見分け方を理解することが重要です。
撤去可能な壁であっても、建物の構造や役割によっては、撤去できない場合もあります。
また、壁の撤去には、撤去費用以外にも、電気工事や内装工事などの追加費用が発生する可能性があります。
リフォームを検討する際には、費用や工期、安全性を考慮した上で計画を進めるようにしましょう。
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