小さなお子さんを持つファミリー層にとって、住まいは安心安全で快適な空間であることが重要です。
しかし、リフォームとなると費用面がネックになり、なかなか踏み出せない方も多いのではないでしょうか?
国の補助金制度「こどもエコすまい支援事業」を活用すれば、子育てしやすい住環境を、よりお得に実現できるかもしれません。
この記事では、こどもエコすまい支援事業の対象となるリフォーム工事や補助金額、申請条件などを解説します。
目次
こどもエコすまい支援事業とは?補助金の額
こどもエコすまい支援事業は、住宅の省エネ性能向上や子育てしやすい環境整備を支援する制度です。
対象となるリフォーム工事は、大きく分けて以下の8つです。
1: 開口部の断熱工事
2: 外壁、屋根・天井又は床の断熱改修
3: エコ住宅設備の設置
4: 子育て対応改修
5: 防災性向上改修
6: バリアフリー改修
7: 空気清浄機能、換気機能付きエアコンの設置
8: リフォーム瑕疵保険等への加入
上記のうち、1~3のいずれかのリフォーム工事を含んでいることが必須となります。
補助金額は、リフォーム工事の内容や住宅所有者の世帯属性によって異なりますが、最低5万円から最大60万円まで支給されます。
ただし、注文住宅の新築や新築分譲住宅の購入に関しては、一律で100万円補助されます。
よくある質問
こどもエコすまい支援事業に関するよくある質問をQ&A形式でまとめました。
気になる疑問点があれば、ぜひ参考にしてください。
1: 他の補助金制度と併用できますか
国の補助金制度との併用は原則できませんが、地方公共団体の補助金制度であれば併用できる場合があります。
ただし、国費が充当されている場合は併用できないのでご注意ください。
2: こどもみらい住宅支援事業との違いは
こどもみらい住宅支援事業は、ZEHや認定長期優良住宅など、特定の住宅に対して補助金が支給される制度でした。
一方、こどもエコすまい支援事業は、対象となる住宅の種類は問わず、リフォーム工事の内容によって補助金が支給されます。
3: こどもみらい住宅支援事業で契約済みの場合は
こどもみらい住宅支援事業とこどもエコすまい支援事業の併用はできません。
4: 長期優良住宅は対象になりますか
令和4年10月1日以降に認定申請をした認定長期優良住宅、認定低炭素住宅、性能向上計画認定住宅に限り、対象となります。
まとめ
こどもエコすまい支援事業は、子育てしやすい住環境を実現するために、リフォーム費用の一部を補助する制度です。
対象となるリフォーム工事や補助金額、申請条件などを理解することで、安心して補助金制度を活用し、快適な住空間を実現できるでしょう。
この記事が、皆さまの参考になれば幸いです。